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自分に自信が持てない

仕事がうまくいっているとき、慣れた仕事でルーティン化しているときはあまり感じないものですが、

思わぬ困難に陥ったとき、挫折を経験したとき、新しい環境に移ったとき、新しい仕事に取り組もうとするとき、

不安が大きくなったり、自分に自信が持てなくなったりします。

これは、たとえば、学校を卒業して新卒で会社に入った新入社員が先輩に注意されて自信をなくす

といったことだけでなく、何年も仕事で経験を積んできた人でもミスや失敗、上司からの叱責などで自信を持てなくなってしまいます。

異動や転職などで新しい職場に移ったけれども仕事に慣れない、周りの人たちと馴染めない、そういうときも不安な心が広がります。

これまでの地位や役職を失う、好きだった仕事から離れるといったときも喪失感を感じて、今後の不安や自信のなさが心の中で大きくなります。

いま「自信がない」と感じているのでしたら、現在はどんな環境にいらっしゃいますでしょうか?
もしくは過去に自信が持てていなかったときは、どんな状況のときだったでしょうか?

<誰でも自信がない?>

自分に対する自信を失うと、自信を持てていないのは自分だけのように感じて、周囲の人は自信を持って生きているように見えたり、「他の人は一体どうやって自信を持っているのだろう」と思ったりします。

ただ、自分自身のことを振り返ってみても、これまでは自信を持っているかどうか意識していなかったのではないでしょうか。
では、これまでも自信満々で生きていたかというとそうでもなく、むしろ、自分のダメなところや見たくないところには目を向けずに過ごしてきたということが多いと思います。

それと向き合わなくてはいけなくなった、そういう状況ではないでしょうか。

ここで、他の人にも目を向けてみると、成功している人や活躍している人でも意外と自信を持っていないことに気づきます。
その分野では一流のスポーツ選手でも自信を持てていないことは珍しいことではありません。
自信がないからこそ、自信を持てるように練習し努力をします。
自信がないからこそ、あえて強気の発言をして自分を奮い立たせようとします。

ある意味、みんな自信を持ててはいないのです。
何が違うのかと言うと、自信がなくて立ち止まってしまうのか、自信がないから努力しようとするかが違うのです。

<上には上がいて、下には下がいる>

これまで自信がないとは感じてなかった人が環境が変わると自信を無くしてしまうことがるように、自信は相対的なものです。

自分より上の人と比べると自信がなくなりますが、自分より下の人と比べると自信が出てきます。
(個人的には、上とか下という表現は好きではありませんが)

何かミスや失敗をしてしまったときでも、もっと大きなミスや失敗をした人と比べると、自分のやってしまったことは取り返し可能だと思えるでしょう。
上司に厳しく指摘されたときも、周りにもっと厳しくあたられている人を見ると、自分はまだいい方だと感じるでしょう。
新しい職場で馴染めずにいるときにも、以前に配属になった人ですぐに辞めてしまった人がいると、自分の適応能力が著しく欠落していると嘆くこともないでしょう。
慣れない仕事で苦労しているときも、世の中には自分よりもっと仕事が遅い人もいるはずだと思うと、気が楽になるでしょう。
世の中には、自分より多くのものやお金を持っている人もいれば持っていない人もいます。
自分より仕事のスキルを持っているように見える人もいればそうでないように見える人もいます。

自分より楽して生きている人もいればもっと苦労して生きている人もいます。
同じ職場の人たち、友人や知人たち、ネットやメディアで見聞きした人たち、日本中の人たち、世界中の人たちと視野を広げていくと、さまざまな人がいます。
誰と比べるかによって、自分の見方や自信はすぐに変わってしまうものです。

<自信を持っていない自分を受け入れるところから>

自分より下の人、恵まれていない人、苦労している人を見ると、「自分はまだいい方だな」と思えますが、一時的なものに過ぎません。
すぐに自分より上の人に目が向いて、自信がなくなってしまうかもしれません。
これからの先を乗り越えていけるか不安になり、自信を持てなく感じるかもしれません。

自信を持てないときに、練習するスポーツ選手のように努力をして自信の裏付けを得ようとするのは、習慣も大きいでしょう。
自信を持てないとき、自分の頭でぐるぐると考えていても、それで自信が生まれてくるわけではありません。

行動しないと、なかなか自信の種は見つかりません。また、行動したこと自体が自信につながります。
不安になったらバットを振る、走り込みをするように、それを習慣としているのでしょう。

自信のないときこそ、人の話を聞きに行く、本を読む、自己投資をする…。
それによって視点が変わり、その行動が自信を生んでくれます。

また、「自信を持てない」という方の話を伺うと、資格取得のために勉強をしていたり、実際に資格を取得していたり、
勉強をするために講座に通っていたり、と努力をしていらっしゃる方も多いです。
「自分はまだまだ」「もっと身に付けないと」と思って努力をされていて、それは向上心が強いと言えます。
その反面、現在の自分を否定して「もっともっと」と思っていても、自信はついていきません。

自信を失っているときは、自分が持っていないもの、できていないものばかりに目が向いていますので、
持っているもの、できているものに目を向けていくことが大切です。

1つミスをしてしまったかもしれませんが、ミスをせずにできたこともたくさんあるはずです。
上司から指摘されることがあっても、認められたこともあるでしょう。
新しい環境で戸惑っていても、これまで新たな環境に移って苦労を乗り越えていった経験もあるでしょう。
いままで困難や行き詰りそうな場面を突破してきたことがあるでしょう。
そのようなものに目を向けていくと、「できそうな」感覚が蘇ってきませんか。

その根底には、「自信の持てない」自分を受け入れることが必要です。
いまの自分を「こんなハズじゃない」「ああしてなければこんなことにならなかった」と過去にとらわれて、
現状を否定していると行動を起こすのも難しくなってきます。

現状を受け入れると、「いま自分は自信を持てていないのだから、やれることをやってみよう。」と思えてきます。
そして、「失敗したって当然で、もしダメでも何とかなる。命まで取られることはないだろう。」と考えることもできます。
できない理由を挙げていけば自信がなくなっていきますが、できそうな希望に目を向けると自信が湧いてきます。

<心のメンテナンスを>

そして、自信は確立したら揺るがないもの、というより、あるように感じたり、ないように感じたりと揺れ動くものです。
弱ってきたときは心のメンテナンスをすることが大切です。
自信がズタズタになって落ち込んでしまったときは、弱音を吐きそれを誰かに受けとめてもらうことなど、
の心を癒して行動するためのエネルギーをチャージすることも必要です。

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